ヒッチハイクレポート 第1回「どうやって実家帰る?」
時は2003年、夏。7月下旬。
小、中、高は夏休みに入り、我が大学は試験真っ只中。
俺は塾講師のバイトをしていた。
塾では夏期講習が始まり、試験と塾講のスケジュール合わせにあたふたしていた時でした。
塾での仲間O君と食事していた時のこと。
俺「いつ、実家帰る?」
このO君は当時話題となっていたSAGA県出身で、長崎出身の俺としては、ちょっと親近感が持てる奴。
O君「バイト忙しいから、8/12とかかなぁ。」
俺「繁忙期だし飛行機って取れんよねぇ?スカイメイト?」
O君「うん。しかし実家帰るのに金かかるのが一番痛い・・・」
俺「だよね・・・」
スカイメイトとは年齢制限があって、
比較的若い人限定で航空券代が半額程度になる制度です。学割的な感じ?
これが実家が遠いやつの悩みなのです。繁忙期に普通に航空券を買えば往復7万。スカイメイトでも往復5万5千かかる。
そこでO君が一つ案を出した。
O君「あのさ、俺ヒッチハイク、北海道いた時やったことあるっちゃけどヒッチハイクして帰らん?」
俺「は!?まじで?」
はっきり言って、この話が出たときはマジで冗談だと思ってました。これが現実になろうとは夢にも思わなかったわけで。。。