問題解決に必須の3つの思考(マインド)
こんにちは。To-Koです。
仕事するうえで問題解決しなきゃいけないことって多々ありますよね?
書籍や研修でも『問題解決プロセス』とか『問題の本質は何か』などたくさん出てますよね。
それだけ注目される問題解決能力。
でも、書籍や研修受けても、問題解決のプロセスとかフローとかばかりなんです。
それも大事なんですが、根本的な思考があってこそなんですよね。
そもそも、プロセスとかいう前に、これから述べる「思考」が僕は出来ていませんでした。
土台ができていなかったんです。
今回は事例やプロセス以前に、問題解決のために大切な3つの思考についてお伝えします!
目次
仮説を考える
まずは、最も基本的なところですが「仮説」を考えることです。
この「仮説」が出来ない人って意外に多いんです。
例えば、あなたは上司で部下に問題解決依頼したとしましょう。
こんな部下いませんか?
・たくさん、かつ、緻密なデータを集めて報告してくる。
・解決策を考えてくるが、いくつかあってどの対策を取ればよいかわからない。
・解決策を複数用意してきて、どれも一長一短でどれを採用してよいかわからない。
・こんだけ頑張ったをアピールしてくる。
問題解決を依頼した立場としては、データの傾向や解決案を聞きたいわけではないんです。
どうすれば「問題解決」するかを聞きたいんですね。
そのために仮説は重要です。
仮説を立てる⇒正しさを検証する⇒問題解決
仮説を立てると闇雲にデータを集めたり、解決策を複数出したりといったことが減り、
効率よく解決策を提示できるでしょう。
また、問題解決には重要な要素があります。
それは「スピード」です。
闇雲に情報収集ばかりしていると、それに膨大な時間を割くことになってしまいます。
問題がそのまま放置されると、暫定運用が始まりそれが正運用になり、また違う問題が発生するのです。
鉄は熱いうちに打て!なのです。
効率よく問題解決することが大事なのです。
そのために「仮説」を立てることは重要なのです。
それは事実か?
先ほど、
仮説を立てる⇒正しさを検証する⇒問題解決
と言いましたが、
仮説を立てると必ず「検証」ということが必要となります。
そして、その検証は「事実」をもとに行う必要があります。
問題分析でよくやってしまうのが、事実と推測の混同です。
「肌感覚でこんな傾向かあるようだ。」
「あの人がこのように言っていたから」
だからこの解決策を打とう!
という問題解決は正しい解決とは言えません。
仮説を立てるのは推測で良いのですが、
仮説を立てる⇒事実を収集する⇒事実をもとに仮説があっているか検証する
検証の結果、仮説が正しいとなると仮説が事実となります。
数字やデータなどの事実は、どんな推測よりもモノをいいます。
論理的か?
論理的でない人の特徴としては、
「そうとは言い切れない」ということをよく言ってきます。
例えば、
「去年より顧客が増えましたね!売上が去年より上がってますからね!」
⇒1人当たりの売り上げが変わったという可能性の分析が不足していて、そうとは言い切れないですよね。
「男性向けの本と子供向けの本の売り上げが上がっていますので男の子向けの本に力を入れるべきです。」
⇒男性かつ大人向け、女性かつ子供向けの売り上げが伸びている可能性があるため、そうとは言い切れないですよね。
問題解決のプロセスは
問題発生⇒原因分析⇒解決策検討⇒解決策実行
という流れで進みます。
原因分析するにしても、解決案をつくるときにしても、
なぜそれが原因といえるのか、
なぜそれが解決案として適切といえるのか、
など、
何をするにも理由は必要ですし、その理由が適切である必要があります。
MECE(ミーシー)やロジックツリーを使いながら常に論理的に考える必要があるのです。
何故その問題は起きたのか、
上記の通り、解決策を誰かに説明するときに大事なのは
言うまでもなく「説得力」です。
では説得が必要な場面では何が一番必要かというと「論理的であること」です。
まとめ
いかがでしょうか?
誰でも考えるのって面倒くさいものです。
今、問題解決のプロセスに関する研修や書籍などはありふれています。
僕も若い時、問題解決のプロセスやフレームワークに飛びつき、何となく分かったつもりになっていました。
推測で解決法を進めてしまったり、ある程度解決には向かうがBESTではなかったり。
上司やお客様へ再発防止策を提示しても、なかなか通らなかったり。
まず、マインドとして「仮説を立てる」「それは事実か?」「論理的か?」を問題解決の時は意識してみてはいかがでしょうか。