チームの生産性をあげるためはロックにGoogleがやったこと
こんにちは。とこいちです。
会社に所属しているとこのような光景ってみません?
「お前のチームの進捗遅れてるぞ!生産性あげろ!(ただし品質は落とすなよ)」
あなたがチームリーダーならはチームの生産性をあげたいと思うでしょう。
チームリーダーの永遠の課題的な感じですよね!
「どういうチームが生産性が高いのか」
これを本気で検討した会社があります。
かの有名なGoogleです。
2012年にGoogleは「プロジェクト・アリストテレス」というプロジェクトを立ち上げ、チームのパフォーマンスを最大化する方法を特定しました。
今日はそのプロジェクトの紹介です。
「プロジェクト・アリストテレス」とは
プロジェクト・アリストテレスとは2012年にGoogleが始めた生産性向上プロジェクトのコードネームです。
コードネームって何かカッコいいw
この計画のメインは
『生産性の高いチームは低いチームと比べ何が違うのか』
の原因分析でした。
Googleはこのプロジェクトに約4年、何百万ドルをかけました。
それほど重大な課題としてGoogleはチームの生産性を重要視していたのでしょう。
プロジェクトの仮説と結果
まずは仮説ですね。
生産性向上には何が必要なのか。
Googleは最高の人材を集めることだと考えていました。
Googleは色んな特性(チーム構成、性格、スキル、人数など)をもつ研究対象チームを数多く用意し、リーダーへのインタビューを行ったり入社年数、職位などの統計学を用いたり、様々な調査を行いました。
そして、誰がチームにいるのか、どのように協力しっているのかなど、以下のパラメータは、重要でなかったと結論付けました。
- チームメイトのロケーション(同じオフィスで一緒に座っているか)
- コンセンサス主導での意思決定
- メンバーの外出
- メンバーのパフォーマンス
- 仕事量
- 経験年数
- チームの人数
- 終身雇用の権利
※あくまでGoogle内では。
チームパフォーマンスを高めるために必要な要素とは?
では何が必要だったのか。
研究者は以下の順で重要だといっています。
- 心理的安全性 →知らないこと、出来ないこと、否定することなどリスクがあっても安全だと感じるか。
- 信頼性 →チームメンバーが互いに信頼しているか。
- 構造と透明性 →仕事に対する期待、プロセスや成果ををチームメンバーが理解しているか。
- 意義 →仕事内容や成果に対し、意義を感じているか。
- 影響 →自身の仕事がチームにとって重要だと感じているか。
「心理的安全性」とは?
一番重要であるのは「心理的安全性」ということですが、心理的安全性とはなんでしょう。
「心理的安全性」とは心理学用語で、気兼ねなく発言できる、本来の自分を安心してさらけ出せると感じる状態を指す言葉だそうです。
普段の仕事の中で
「こんなこと言ったら怒られるかな」
「こんなこと知らないって分かったらどう思うだろう」
など感じることありませんか?
僕は普段の仕事でかなり感じることあります。w
それはすでに「心理的安全性」を保てていません。
ミスをしても責められない、問題課題を自由に発言できる、それを拒絶されない、メンバーへ助けを求めることができる、努力を否定されない、自分のスキルを肯定してもらえる
このようなことが重要なのですね。
まとめ
心理的安全性を保った社員は離職率が低く収入も高いそうです。
こういう結果があることをもっと多くの管理者層に知るべきだ。
メンバーが仕事上の自分とプライベートの自分を分けることなく、常に本来の自分で過ごせるような環境を作ることこそがリーダーとしてやるべきことかな思う。
間違えてはいけないのは「心理的安全性」は決して馴れ合いうことではないということ。
上記の2~5の「信頼性」、「構造と透明性」、「意義」、「影響」も大事な要素であることを忘れてはいけない。
みなさんのチームはどうですか?
今一度考えてみてはいかがでしょうか。